本編

レアガイア歴1264年、誰の記憶にもない場所から、ひとりの少年が
現れた所から全てが始まる物語。少年は恐るべき力を持っていたが、
驚いたことにまったく人格といえるものを備えていなかった。
みたいな話(わからん)。


  リューシャ・C・オルティット<Ryusha.C.Altiht>
12歳  人間  男   出身:不明
 出生不明で自分の誕生日さえ覚えていない少年。
頭の角は生まれつき生えていたらしい。何故生えているのかは本人にもわからない。
生まれたての赤ん坊のように何も知らず、ひどく純粋。自分の過去などといった
一切の記憶を失っているが、本人は気にすることなく何にでも興味を示す。
人格が形成される前の、まっしろな人間。
本編の主人公。
  シェーナ・シャル・リーパインサー<sharna.Chal.Liepainsar>
19歳  人間  男   出身:エリッサ大陸、ロトディ平原王国
取り立てて特徴がない所が特徴の平凡な男。実家が老舗の定食屋で、
後を継ぐのが嫌で居候のリアと一緒に家を飛び出した。
とりあえず冒険者になってみたはいいが、将来どうしようと思案しつつ気侭に冒険を
続けていた所をリューシャと出会う。
 性格も特に特徴がないがツッコミ芸人的。
トラブルメーカーなリアと世間知らずなリューシャの保護者と化してしまっている
薄幸な戦士。剣より料理が得意だったりする。
  リア・E・クレンシピオ<Lia.E.Clencipeo>
16歳  ハーフ・エルフ  男   出身:覚えてない
 珍しく人間の中で暮らしているハーフエルフ。エルフの血が強い方だが、
魔力を全く持っていない上精霊すら見れない。
色々あってシェーナに拾われシェーナの家に居候していたが、シェーナが家を
飛び出す時についていって成り行きで冒険者に。
 エルフらしい知性のかけらもないバカたれ。
頭が悪い代わりに盗賊業だけはやたら達者。偶然知り合った世間知らずなリューシャに
間違った知識を植えつけてはシェーナを困らせるのに少ない脳味噌をフル回転させる
困った半分エルフ。ちなみにシェーナに拾われる前の事は何も覚えていない。
  クレファー・ドラグレオン<Clefar.Dlugreone>
56歳  エルフ族  男   出身:エリッサ大陸プルナーゼ、レクハ村
 いかにもエルフな整った顔立ちの美形教師。レリア公国のサビア魔法学園勤務。
冒険者として名を馳せ、「殺戮の仮面魔女」を倒した事でも有名になっている
一流の魔術師。魔法族ならば知らないものはいない。
容姿端麗、頭脳明晰、そこだけ見れば言う事のない人物だが
56年も生きておいて
ウブ臭く、自分に好意を寄せてくる相手は苦手。
 冒険者業は数年前にやめてしまったらしい。肉体年齢は
24歳で止まったまま。
エルフである事に多少コンプレックスを感じている。
  リオ・クレンシピオ<Rio.Clencipeo>
21歳  ハーフ・エルフ  男   出身:エリッサ大陸西、ナジの森
 無口・暗い・無愛想と三拍子揃った男。あまりにも無口で、話しかけても返事をして
くれない。必要最低限な事しか喋らない。別に冷たいわけではなく、ただ単に
口下手なだけだが度々間違った印象を与えてしまうようだ。
 本職は賢者なのだが、自分の所属するパーティのあまりの戦闘力の低さに愕然と
したのか槍術を学んだ。おかげで槍は達人技なのだが、本職であるはずの賢者としての
レベルはとても低い。人間の血が強い為、半分エルフとは言え
腕っ節は割と強く魔法の才能は薄い。
  レフォール・ジン・セルセリック<Lefoole.Gin.Celsalic>
14歳  人間  男   出身:エリッサ大陸、ロトディ平原王国
 14歳の若さで路地裏に帽子屋を経営する謎の少年。ロトディを代表する大商人一家の
生まれで、両親も
2人の兄姉も商人。彼の店は表向き普通の店だが、異種族も
歓迎し、闇市場や魔術師とも関係のある割とやばい店。品物もそれなりにヘビー。
 本人は常にボーっとしていて眠そう。被る帽子が毎日変わるが、外出時は必ず
白い帽子を被っている。ボーっとしているが商売モードになると腹黒で取引上手な商人に
化けてしまう。ギャップが激しい。
大人相手に次々と商談を成立させる優れた商才の持ち主。
  ハティール(呼称:バジル)<Hateel>
14歳  獣人族  男   出身:不明
 南ハーネア地方の獣人村に住む、バジリスクの獣人の最後の生き残り。
視線を合わせるだけで生き物を石に変えてしまう能力を持っているので常に目を包帯で
覆っているが前は見えているらしい。牙には猛毒を保有している。生まれた時その眼力で
村人を殺害したので村からは嫌われている。友達はレモンバーム、ロッキーだけ。
 そんな環境で育ったにも関わらずよく気のつく賢くて優しい子。ただし自分に自信がなく
少々気弱で消極的。バジリスクの能力を奮うのにはかなりの抵抗があるようだ。
普通に生きる事を何よりも望む。
  レモンバーム・レビティア<Lemonbarm.Lebetia>
14歳  獣人族  男   出身:ハーネア大陸南東ホールバロット村
 バロット村の鳥の獣人。ハティールの数少ない友達の1人で
ハティールと同じ、ホールバロットに住んでいる。大親友。村人の迫害からハティールを守っている。明朗快活で単純で元気、少々頭が
弱いが、友情と正義感に厚い良い子。両親は既に死亡している為子供のいないリスの
獣人のおばさんにお世話になっている。
 鳥の獣人である為に手は不器用で歩いたり走ったりは苦手だが、
空を飛ぶ事にかけては子供ながら達人。ロッキー、フェンネルとも友達。ただハティール
と仲良くなってからはフェンネルとは気まずい感じになってしまっている。
  ホワイトハーム・ロッキー<Whiteharm.Rockey>
15歳  獣人族  男   出身:ハーネア大陸、テラニアーダ共和国
 獣人には大変珍しく人間の国、テラニアーダの生まれの、犬の獣人。郵便配達員。
主に人間の街と獣人村を繋ぐ郵便配達を担当している。可愛い顔して守銭奴で抜け目が
無い。感情が表に出ないタイプで興味のある事以外は全く無関心。
でも年下に対しては少し世話好き。
 四足歩行の方が速く走れる。ハティール、レモンバームと友達。フェンネルにも世話を
焼きたがっているが、煙たそうに追い払われる。
  フェンネル・エデンガルト<Fennel.Edengult>
14歳  獣人族  女   出身:ハーネア大陸南東ホールバロット村
 魚の獣人。(注※魚の獣人と人魚は違う。彼女は2足歩行します)
昔はレモンバームの親友だった。しかしレモンバームはバジルと友達になり、バジルを
守ろうとする彼と意見が合わず、苦しい立場になってしまっている。
バジルを忌み嫌っている。頭ではバジルが全く危険でなく優しい事をわかっているが、
なかなか打ち解けられない。強気で直情。

 

裏本編 

人生に退屈を覚えたひとりのエルフが、唐突にとんでもない非日常に
出会い、セクシー美女と逃避行する話(ちがいます)
(何その投げやりな説明)


  クレファー・ドラグレオン<Clefar.Dlugreone>
135歳  エルフ族  男   出身:エリッサ大陸プルナーゼ、レクハ村
 基本的には56歳時と同じだが、年をとって大分ジジ臭くなったりさらに世知辛さを味わって
少々卑屈な人物になりつつある。魔術師としての名声は増すばかりだが、
相変わらず外見は
24歳で止まったまま。裏本編の主人公。
 周りで次々に老いて死んでいく人間達の中で、自分の存在に疑問を感じ生きる目的を
見失っていく。
…これでいいのか?そう思った時、クーンが現れた。
  ネシャスティヴ・クーン<Neshurstive.Qeen>
年齢不詳  人間  女   出身:不明
 自称18歳(明らかに嘘)なセクシー黒髪美女。本人曰く人間らしいが足首から先が獣人化
している。魔術師を自称しているが、魔法を使おうとしない。
 嘘つきで高慢ちき。口先で他人を騙くらかす事にかけては天才。
一応、明確な目的を持って行動しているようだが、一切合切が謎に包まれている。
ある日突然クレファーの前に現れ、とんでもない事態にクレファーを巻き込む。

 

落城の砂姫 

昼夜戦争の絶えない軍事大陸に属する一国。
そこに生まれたお姫様は生まれながらに超越的な能力を持っていました。
王女はその力のせいで戦場に駆り出され、次々と砦を落とします。
人殺しになってでも、とにかく存在理由が欲しかったのです。
悲しくなっても、隣にお姫様を守ってくれる騎士がいるからだいじょうぶ。
(…守ってないけどな!)


  エネティーラ・ユイン・ファナティム<Eneteelas.Uie.Fanatim>
16歳  人間  女   出身:メレニー大陸、ファナティム砂漠帝国
 ファナティムの第三王女。通称、『落城の砂姫』。
生まれながらに触れたもの全てを砂に変えてしまう能力を有しており、王女でありながら
戦場に駆り出されその能力で次々と砦を落とした為にそう呼ばれる。
第三王女であるためか父である王には戦争兵器としか見られていない。
 境遇は王族にしてかなり不幸だが、本人は自分の能力に臆する事のない元気な少女。
但し専属護衛騎士のケイグに懐いており、彼がいなくては何もできない。
  ケイグ・ニーゼ・ラシュティッツ<Qeigs.Neeze.Lushttith>
18歳  人間  男   出身:メレニー大陸、ファナティム砂漠王国
 『落城の砂姫』エネティーラ第三王女唯一の専属護衛騎士。平民からの成り上がり。
元は商人の息子。この異例の出世は本人にとっては不本意。頑張って誠実で冷静な騎士を
演じてはいるものの、
1人になると庶民に戻って悪態をつき始める。独り言が多い。
 王女唯一の専属護衛騎士になってしまった理由は色々あれど、成り上がりでしかも若い
為に剣の腕はまだ拙い。実はほとんど王女に守ってもらっているようなもの。
エネティーラ姫に必要以上に懐かれているが、本人は疎ましいと思っているようだ。
  リスリー・ガルドシャ・トライトルネ<lithree.Guldcha.Trytlnes>
28歳  人間  男   出身:メレニー大陸、ファナティム砂漠王国
 ケイグの先輩騎士にして世話係。同じく平民出身の騎士という事で、成り上がりで周りと
馴染めないケイグの戦術指南役を買って出た。平民出身と言ってもこちらは民兵からの
叩き上げ。平民出身なので今の所地位は低い(国家の優先順位で言うとケイグが上)。
しかし血の滲むような努力をしているので、非常に腕が立つ頼りになる騎士。
 エネティーラ王女に心の底から忠誠を誓っている。王女に触れる事すらできない自分の身を
恨めしく思いつつ、王女に危害を加えるものは許さない。
見た目通りの大変厳しい人。